■製作コメント |
第三回なんちゃってJMC。 テーマは愛だが、半ば強引に今回も回転翼でエントリーを決意した。 オスプレイを回転翼として扱っていいかどうかは別にして、非常に造りのいい最近のキットである。 さて、そのオスプレイだが、私にはやりたかったことがある。 それは、自衛隊護衛艦への格納シーンの再現である。 ブレードの閉状態をいかに再現するか。 そもそもこの部分の資料が少ない。あと一歩見えないのだ。資料本、ネット写真、ブレードパーツを眺めながら苦悩する。 オスプレイが格納状態に変形するには、エンジンナセル上向き、ローターブレード軸の回転、ブレードの折りたたみ、 エンジンナセル前向き、翼の回転の順である。 ブレードの折りたたみが改造の肝である。 ブレードの根元は2枚のヒンジがあって折りたたむようになっている。 キットには共通パーツとして、予備のブレードがあるから試作してみるも、こいつを1/72で作るのは大変なことを知る。強度も心配だ。 プラモ屋で色々物色していると、ガンプラ用アフターパーツが目にとまった。 コレだ!早速、購入して組み込んでみるとピッタリ。折りたたみの途中状態の再現も可能になった。 実機のヒンジ機構とは似ても似つかぬ機構ではあるが、雰囲気は出ている。 撮影は裾野工場での朝、デッキ(ベランダ)でiPhoneを使用。 エレベーターシーンは適当なダンボール箱に内張りして作成。 手足がかじかむまで、約2時間がんばった。 冷え切った体を熱めの朝風呂で温めてから出社した。 |
■ハセガワに一言 |
制作を始めてみると、気がついたことがありました。 このキットには組み立てをもっと楽しんでほしいというメッセージが込められていると。 説明書には通常状態しか書かれていないけど、ハッチを開けられるようになってたり、 簡単にキャビンに手を入れられるようになっている。全部はハセガワはやらない。言わなくてももうわかるね。と。 そう、モデラーを優しく導く愛情が今回のテーマにピッタリのキットでした。 これだけ素晴らしいキットなので、デカール換えだけじゃなくアフターパーツによるプレミアムキットの検討をお願いします。 |
・ローター折り畳みが凄いです。 ・可動部分の加工技術がお見事 ・実際のところ作品の出来ははっきり確認できませんが、寒い中2時間も頑張られた成果が プラスに現れて、画像を見るなり「おおーっ」と思ってしまいました。 ・ロケで撮影された方の写真見てると「模型を使った写真を作る楽しみ」というのもあるなと 気づかされます。空の色が絶妙ですよね。この時間を狙って撮ったんでしょうか、 エレベーターの中の写真もイイですね〜これは私のお気に入り(きらら)。 |