エントリーno.10  SINONE

■作品名「アメリカ海兵隊 MV-22B オスプレイ」(使用キット:1/72 MV-22Bオスプレイ)

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■参加者の感想
■製作コメント
第三回なんちゃってJMC。
テーマは愛だが、半ば強引に今回も回転翼でエントリーを決意した。
オスプレイを回転翼として扱っていいかどうかは別にして、非常に造りのいい最近のキットである。
さて、そのオスプレイだが、私にはやりたかったことがある。
それは、自衛隊護衛艦への格納シーンの再現である。

ブレードの閉状態をいかに再現するか。
そもそもこの部分の資料が少ない。あと一歩見えないのだ。資料本、ネット写真、ブレードパーツを眺めながら苦悩する。
オスプレイが格納状態に変形するには、エンジンナセル上向き、ローターブレード軸の回転、ブレードの折りたたみ、
エンジンナセル前向き、翼の回転の順である。
ブレードの折りたたみが改造の肝である。
ブレードの根元は2枚のヒンジがあって折りたたむようになっている。
キットには共通パーツとして、予備のブレードがあるから試作してみるも、こいつを1/72で作るのは大変なことを知る。強度も心配だ。

プラモ屋で色々物色していると、ガンプラ用アフターパーツが目にとまった。
コレだ!早速、購入して組み込んでみるとピッタリ。折りたたみの途中状態の再現も可能になった。
実機のヒンジ機構とは似ても似つかぬ機構ではあるが、雰囲気は出ている。

撮影は裾野工場での朝、デッキ(ベランダ)でiPhoneを使用。
エレベーターシーンは適当なダンボール箱に内張りして作成。
手足がかじかむまで、約2時間がんばった。
冷え切った体を熱めの朝風呂で温めてから出社した。
■ハセガワに一言
制作を始めてみると、気がついたことがありました。
このキットには組み立てをもっと楽しんでほしいというメッセージが込められていると。

説明書には通常状態しか書かれていないけど、ハッチを開けられるようになってたり、
簡単にキャビンに手を入れられるようになっている。全部はハセガワはやらない。言わなくてももうわかるね。と。
そう、モデラーを優しく導く愛情が今回のテーマにピッタリのキットでした。

これだけ素晴らしいキットなので、デカール換えだけじゃなくアフターパーツによるプレミアムキットの検討をお願いします。
・ローター折り畳みが凄いです。
・可動部分の加工技術がお見事
・実際のところ作品の出来ははっきり確認できませんが、寒い中2時間も頑張られた成果が
プラスに現れて、画像を見るなり「おおーっ」と思ってしまいました。
・ロケで撮影された方の写真見てると「模型を使った写真を作る楽しみ」というのもあるなと
気づかされます。空の色が絶妙ですよね。この時間を狙って撮ったんでしょうか、
エレベーターの中の写真もイイですね〜これは私のお気に入り(きらら)。


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