■製作コメント |
テーマの「愛」、具体的なイメージと結びつけにくくてキット選びで迷いました。 ハセガワ愛や模型愛じゃ動機付けが弱いし、ストレートに愛の付くキット(マクロス某とか)だと 上手な人とかぶる心配があるしで、愛で模型と関係在りそうな言葉とか考えて、 ようやくたどり着いたのが今回のキット。九七戦(満州国軍航空隊)です。 なぜにこれが愛なのかというと、満州国の皇帝と言えばラストエンペラーとして知られる「愛新覚羅 溥儀」、ね、愛でしょ。 単機で作り込むのも大変なので、給油車と合わせて簡易ジオラマに挑戦してみ ました。 キットはちょっと古めでシンプルな作りですが、バランスがいいので、エンジ ン周りだけ少し手を入れて後は素組。 給油車も資料があるわけじゃなし、特別な工作はせずにAFVの技法を参考に軽めの汚しだけです。 今回の工作ポイントは、九七戦の給油口。 主翼のモールドに穴を開けただけじゃつまらないので、中蓋と外板の蓋を再現してみました。 もう一つは、小物の自転車。1/48スケールのものが売ってないのでスクラッチすることに。 工夫したのはスポーク。プラ材じゃ太すぎるのでテグスを張ってみました。 タイヤの太さが気になりながらも、けっこういい感じになった気がします。 さて、この九七戦、楽に作れて見栄えもいいんですが、注意点が一つ。 照準器の向きがインストのままだと前後逆です。そして別紙の塗装指示図に「向きに注意」と書いてあって、 塗るときには手遅れ状態なのです。 先にインストにきちんと目を通せって話でしょうけど、なんとかしてほしいです、ハセガワの担当者さま。 |
■ハセガワに一言 |
今回、飛行機のジオラマを作って、給油車のような脇役キットや飛行機スケールのフィギュアがあると 飛行機が生きてくるなと感じたので、これからも(需要は低いでしょうが) このラインナップを充実して欲しいところです。 |